ヨーロッパ周遊旅行向けの格安プリペイドSIMで、ダントツのお勧めはThreeのプリペイドSIM“Internet with legs”です。イギリスの通信キャリアThreeが提供しており、ヨーロッパ他48カ国どこでも格安に使え、日本からもAmazonで購入できるので、今回のイギリス旅行で使用してみました。また、ロンドンや地方都市での通信速度を計測した結果もご報告します。
ヨーロッパ周遊旅行でThreeのプリペイドSIMを愛用する理由
・1GBで1,200円程度と圧倒的なコストパフォーマンス(ドコモなどの海外ローミング1日分2,980円より安価)
・イギリス、イタリア、フランス、スペイン、ドイツなどヨーロッパのほぼ全域(42カ国)で利用可能。国をまたいで使える
・日本で事前購入できるので現地についた時点からインターネットが使える。現地の携帯ショップでSIM購入のトラブルを避けることができる。
・現地での開通作業・特殊な設定が不要で簡単に使える。購入したSIMが設定ミスでつながらないリスクを回避できる。
Three プリペイドSIMの特長
- 30日間イギリス国内と71地域でデータ通信12GB/通話時間約3000分/テキスト約3000通ご利用可能です。
- ”Feel At Home”と呼ばれるドイツ・フランス・イタリア等71地域でもご利用になれますので、周遊旅行には大変便利なSIMカードです。
- 周波数のあったSIMフリー携帯のみご利用可能です(タブレット端末やモバイルルーターではお使いいただけません)。現地でSIMを装着しデータ通信の設定をして頂くだけで利用可能。日本語独自マニュアルも付属いたします。※ほとんどの日本国内のSIMフリー端末でご利用になれますがアメリカ・プエルトリコの場合は周波数にご注意ください。
- データ通信は、イギリス国内のみLTE、Feel At Home対象地域では3G/2Gをご利用になれます。Feel At Home対象地域に関しては下記をご覧ください。
- ※イギリス国内とFeel At Home対象地域のデータ通信量の合計12GBまで利用可。
-Threeとは?-
Threeは、CK Hutchison Holdingsの子会社として英国で事業を行っている電気通信およびインターネットサービスプロバイダーです。
ThreeのSIMカードはイギリスと71の国と地域(Go Roam)で音声通話とデータ通信が可能で、イギリス国内のみLTE通信が利用可能です。
契約などの難しい制限はなく、そのお手軽さと利用可能地域の多さからヨーロッパ周遊旅行などの旅行者に愛用されています。
-サービス内容-
・ご利用期間 30日
・音声通話(イギリス向け、Go Roam in Europe対象地域どうし) 3000分
※日本への発信は、別途課金が必要です。
・テキスト(イギリス向け、Go Roam in Europe対象地域どうし) 3000通
・データ通信(イギリス国内:LTE、Go Roam対象地域:2G・3G) 12GB
・テザリング(イギリス国内、Go Roam in Europe対象地域)
※テザリングは利用できない端末もございます。
-ご利用可能地域は?-
イギリスと71の国と地域(Go Roam)で音声通話・テキスト・データ通信を利用出来ます。
※イギリスのみLTE通信が可能、Go Roamでは3G/2Gとなります。
※アメリカとプエルトリコでご利用になるには
2G:GSM 1900、3G:WCDMA Band 1900/1700-2100 (AWS)
への対応が必要ですのでご注意ください。
イギリス(LTE可)
【ヨーロッパ地域(Go Roam in Europe)】
アランド諸島/オーストリア/アゾレス諸島/バレアレス諸島/ベルギー/ブルガリア/カナリア諸島/クロアチア/キプロス/チェコ/デンマーク/エストニア/フィンランド/フランス/フランス領ギアナ/ドイツ/ジブラルタル/ギリシャ/グアドループ/ガーンジー/ハンガリー/アイスランド/アイルランド/マン島/イタリア/ジャージー/ラトビア/リヒテンシュタイン/リトアニア/ルクセンブルク/マデイラ/マルタ/マルティニーク/マヨット/オランダ/ノルウェー/ポーランド/ポルトガル/レユニオン/ルーマニア/聖バルトレミー/サンマルタン/サンマリノ/スロバキア/スロベニア/スペイン/スウェーデン/スイス/バチカン市
【その他の地域(Go Roam Around the World)】
アメリカ/プエルトリコ/米領バージン諸島/コスタリカ/グアテマラ/エルサルバドル/ニカラグア/パナマ/ブラジル/チリ/コロンビア/ペルー/ウルグアイ/オーストラリア/ニュージーランド/イスラエル/スリランカ/香港/マカオ/インドネシア/シンガポール/ベトナム
-通信(利用)可能端末-
2G:GSM 900/1800
3G:WCDMA Band 1/8(900/2100)
LTE:800/1500/1800/2100(イギリス国内のみ)
に対応した”SIMフリー端末”
【注意1】日本国内のほとんどのSIMフリー端末でご利用になれますが、アメリカ・プエルトリコでご利用の場合は下記の周波数に対応が必要となります。
2G:GSM 1900
3G:WCDMA Band 1900/1700-2100 (AWS)
【注意2】周波数帯が複数対応している端末の利用をお勧めします。
【注意3】お客様自身でご用意された端末の動作保証は行っておりません。
【注意4】モバイルルーターでは利用できません。
-SIMサイズ-
通常/nano/micro対応
お好きなサイズに抜き取ってご利用いただけます。
※日本への発信は、別途課金が必要です。
このSIMカードでは、合計通信容量が12GBになるまで利用可能。
※テザリングは利用できない端末もございます。
日本語マニュアル
Three SIMのご利用にはデータ通信の設定が必要となります。ご利用方法に関しては独自のマニュアルを同梱しますので安心です。
設定
設定はパッケージに張り付けてある「日本語版設定マニュアル」にアクセスし、設定を実施しますが、簡単です。
1.自分のスマートフォンに合ったSIMサイズに切り出す(力もいらず簡単に切り離せます。)
2.スマートフォンの電源をOFFにし、SIMを交換します。
3.スマートフォンの電源をONする。
4.APN設定を行う。
(APNを three.co.ukと入力するだけです)
5.スマートフォンを再起動してしばらく待つ。(30分くらい必要な場合有り)
iOSとAndroidで若干設定が違いますが、操作マニュアルに従って操作するだけなので誰でも簡単に設定できます。
当方はサブ機を日本で設定して、ロンドン ヒースロー空港着陸後すぐにスマートフォンの電源をONにしました。
通信速度計測
今回使用したスマートフォンは Xperia Z Ultra(C6833モデル)であり、利用可能LTE周波数は:800/850/900/1700/1800/1900/2100/2600の機種ですので、このSIMで送受信可能な周波数は800/1800MHzとなります。
800MHzに対応しているので、屋内でも繋がりやすいかと思っていたのですが、全くだめでした。おそらく1800MHzでしか送受信していなかったのではと想像しています。
左記画像の通り結果はおおむね良好でロンドン市内、地方都市どこでも10Mbps前後で通信可能でした。 一番下のテスト結果はエンジェル駅近くのプレミアム インホテル客室内で通信が極端に遅くなっています。 |
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テスト場所:ロンドン-イズリントン地区 エンジェル駅近くのプレミアム インホテル前 |
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テスト場所:ロンドン-サウスケンジントン地区 グロースターロード駅近くのシタディーンホテル | |
テスト場所:ロンドン-ピカデリー地区 グルーンパーク駅近く | |
テスト場所:ロンドン-ピカデリー地区 ピカデリー広場 | |
テスト場所:ワーウィック州ーストラトフォード=アポン=エイヴォン | |
テスト場所:オックスフォード州ーオックスフォード大学前 | |
テスト場所:ロンドンーヒースロー空港周辺ハーツレンタカー | |
今回14日の旅行期間でのデータ使用料は先の通りエス、一日平均で500MBでした。 使用は2人でスマホ2台とタブレット1台 主にグーグルマップにシティーマップ、ライン等のSNS画像、動画アップとフルに活用しました。 |
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