医師は自宅での短い休養を勧めているが、女王は週末の追悼行事に出席できるほど回復することを望んでいる、と宮殿は言う。
77歳の女王は、木曜日にウェストミンスター寺院で行われる、グロスター公爵夫人が代表を務める「追憶の広場」を欠席する。
女王は先週水曜日、チャールズ国王とともにオーストラリアとサモアを訪れ、その帰りにインドに立ち寄り英国に戻った。
心配する必要はないとのことだが、女王が週末に予定されている行事に出席する予定であることから、長距離の旅行中に感染した可能性のある比較的軽微な病気であることがうかがえる。
週末の追悼行事には、土曜日にロイヤル・アルバート・ホールで開催される「Festival of Remembrance」と、日曜日の朝にホワイトホールの慰霊碑で行われる記念礼拝が含まれる。
しかし、女王は木曜日の追悼式典には出席しない。女王の代わりに出席するのは、故エリザベス2世のいとこと結婚した78歳の現役王族、グロスター公爵夫人だ。
この毎年恒例の追悼行事では、ウェストミンスター寺院の外に、軍務中に命を落とした人々の追悼碑が設置される。
女王はまた、木曜日の夜にチャールズ国王が主催するオリンピックとパラリンピックの選手たちのためのバッキンガム宮殿のレセプションも欠席する。
キア・スターマー首相は、ソーシャルメディアに投稿されたメッセージの中で、女王の「回復の早さ」を祈った。
女王の健康状態についての宮殿からの声明はこうだ。「女王陛下は現在、胸の感染症で体調を崩しており、医師から短期間の休養を勧められています。大変遺憾ながら、女王陛下は今週のご公務を辞退せざるを得なくなりましたが、今週末の追悼行事に通常通り出席できるよう回復されることを切に願っています」と述べている。
女王は2023年2月、コロナウィルス陽性反応が出た際、体調不良で1週間の公務を休んだことがある。女王がこのウイルスに感染したのは、2022年2月に続き2度目だった。
ここ数週間、女王は国王に同行し、英連邦サミットを含むオーストラリアとサモアを訪問していた。その帰りにインドのヘルス・スパを訪れたとの報道もあった。
女王はまた、家庭内暴力についての認識を高めるテレビドキュメンタリーを収録し、来週放送される予定である。
チャールズ国王は2月に癌の診断を受けた。海外旅行中は治療を一時中断していたが、英国に帰国後、再び治療を開始する予定だった。
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