長~い行列で、悪名高いヒースロー空港の入国審査ですが、この度日本人も”ePassport gates”を利用して入国審査が出来るようになりましたので、実際に体験してきました。
以前のヒースロー空港イミグレ
どこの国でもそうですが、外国人に対して入国審査は厳しいものでして、イミグレでの行列は旅行国に対して印象悪くなりますよね。特にヒースロー空港は以前から悪名が高く、筆者が2012年ロンドンオリンピック直前に訪れたときにも、日本のニュースでヒースロー空港の入国審査の行列は醜いと、散々たたかれていたのを記憶しています。
それから色んなニュースを見ていますが、改善することもなく、現在に至っていました。
昨年のニュースですが最長2時間半待ちだと言うのは、政府としてもかなり印象悪いですよね。
“ePassport gates”とは
日本でも日本人を対象として運用されています、入国審査の自動化ゲートですが、英国でも運用されていますが、利用できる対象者は、イギリス国民・EU又はEEA加盟国の国民とスイス国民だけでした(他に条件を満たして£70を払って申請すれば日本人の利用は可能でしたが)。しかし2018年10月30日に、「オーストラリア・カナダ・日本・ニュージーランド・アメリカ国民も”ePassport gates”を利用できるようにする。」と下記リンク先の通りの発表がありました。
2018年10月30日 英国政府発表記事
この頃には今回のイギリス旅行を計画していたので、めちゃくちゃ喜んだんですよね(*´σー`)エヘヘ。でも夏運用としか記載が無かったので、果たして俺たちの旅行の時に間に合うのかと、やきもきしていました。そして下記リンク先の記事の通り、「2019年6月から日本国民も”ePassport gates”を利用できます。」と発表はありました。
2019年3月14日 英国政府発表記事
2018年10月の発表を聞いた時には「どーせ政府の手続きに手間取り、2020年位からの運用じゃね~」と高を括ってたのですが、予定通り夏の運用にはビックリしました。もともと”ePassport gates”は英国内の主要な空港で運用されていましたから、何かハード的に機器を追加することもなく、ソフトの改修だけで運用が変更出来たのかなと想像します。
2019年5月20日 英国政府発表記事
そして、5月20日より日本、米国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、シンガポール、韓国からの訪問者は、イギリス全土のepassport gatesがある空港でepassport gateseを使用することが可能となりました。予定よりも早く、決めたことは確実にこなすイギリスらしい対応でした。(ブレグジットは。。。。ですが)
2017年にこれらの国から来た国民による英国での1000万人以上の到着があったので、相当の行列削減になりそうですね。
さて”ePassport gates”の利用方法は下記リンク先を参照願います。
ヒースロー空港の案内
体験談
羽田から長い飛行を終え、ターミナル2に到着し、動く歩道とエスカレータを進むと、入国審査場入口にこの様な表示が大きく出ています。
進んでいくとUK+12の国旗が記載されているパスポートをお持ちの方は左側に進みます。
少しの行列の先にこの様な自動化ゲートが15台並列に並んでいます。
利用方法は簡単で説明図の通りスキャナーにパスポートの写真ページを開いて乗せ、前方のディスプレーに顔を向けるだけです。
日本国内の自動化ゲートの様に2~3秒で終了しなくて、約30秒ほど顔認識に時間がかかります。
個人的な感想ですが、顔を動かすと読み取りに時間がかかるようで、1分以上かかっている人もいました。
扉が開けば通過可能で終了です。なんとヒースロー空港のイミグレを5分程度で通過できました。入国審査必要な書類の記載もなく、とても簡単で喜ばしい設備となっています。
但し、入国スタンプは押されませんので、どうしても入国スタンプが必要な方は通常の検査官がいるパスポートコントロールに並びましょう。当方が利用した時は自動化ゲートのおかげなのか、検査官がいるパスポートコントロールは大変少なかったです。おそらく10分程度で順番が回ってくるでしょう。
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