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ヘルメットにカメラを付けたサイクリストは、何百人もの悪質ドライバーを逮捕に導いた。

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あるサイクリストが、自転車に搭載されたカメラで撮影した無数のビデオクリップを警官に送ることによって、何百人もの悪質ドライバーの摘発に協力した。

バーミンガム在住のサイクリング・インストラクター、ティムによるこの行動により、ウェスト・ミッドランズ警察から数多くのドライバーに起訴予告が届いた。

あるサイクリングから帰ってきて、「もうたくさんだ、何とかしなければならない。」と語った。

イングランドとウェールズの警察は、一般市民が毎年15万件のクリップを送っていることを明らかにした。

ヘルメットカメラ、ダッシュカム、携帯電話で撮影された映像の増加により、危険運転に対する起訴が増えている。

ティムによれば、彼は3年ほど前からウエスト・ミッドランズ警察に映像を送り続けており、その結果、同警察はより多くの一般市民が映像を提出できるようポータルを設置したのだという。

「昔は悪質なドライバーとの遭遇は、1年に2、3回だったが、現在は1日に2、3回に増えたという。サイクリストとしては、常に邪魔にならない場所に移動しなければならないし、車が近すぎるとぶつかることもある。私は何度かぶつかられたことがある。若いころは足を骨折して病院に行ったこともある。」

問題の拡大を反映するように、2017年にウェスト・ミッドランズ警察に送られたクリップは208件で、今年はすでに11,000件を超えている。

ティムによれば、「彼のビデオはすべて警察沙汰になっている。ほとんどの場合、罰則は教育コースだ。それが一番適切なことだと思う。誰にでも間違いを犯すチャンスはあるし、学ぶチャンスもある。しかし、2回目の違反の場合は、固定罰の通告、免許証の点数、罰金となる。」

ウェスト・ミッドランズ警察の交通捜査課に送られたビデオの約90%が、ドライバーに対する制裁につながる。

同警察の 「Operation Snap 」では、携帯電話の使用、シートベルト未装着、赤信号での不停止、白線横断など、ドライバーやオートバイ運転手の映像を送るよう呼びかけている。

「ウェスト・ミッドランズ地域の運転水準の低さについて、人々の意識は高まっていると思いますし、通報すれば警察が対処してくれる場所があることを、人々は知っています」と、スティーブン・エヴァンス巡査部長は語った。

スティーブン・エヴァンス巡査部長が見た最悪の運転例は、A38のスパゲッティ・ジャンクションを下りる際、左右に4車線ほどある道路をUターンしたドライバーだった。

これはダッシュカムに映し出され、運転手には900ポンドの罰金が科せられた。

ティムは、「ドライバーとの訴訟はない。メッセージは伝わっている。」と信じ、道路が改善されているのを目の当たりにしていると語った。

彼はまた、サイクリングキャンペーナーとしてソーシャルメディアにビデオを投稿している。

「必然的に、この件に関して法律が明確であるにもかかわらず、なぜあなたが間違っているのかを説明し始める人が大勢いる」と彼は言う。

彼の投稿にはしばしば誹謗中傷が寄せられるが、彼は自動車運転者とサイクリストの間に戦争はないと主張する。

「ほとんどのドライバーは安全に家に帰りたいだけです。

「ここで話しているのは、ごく少数のドライバーのことだ。彼らはサイクリストをそのように扱い、他のドライバーをそのように扱う。

日本でも必要ですね。英国では駐車違反などは街角に設置された防犯カメラで取り締まりが行われていますが、赤信号の無視は急ブレーキの増加での追突事故抑止のため行われておりません。こうして市民からのビデオ映像の投稿があると知れ渡ると、交通規則を守る様に心がけるドライバーが増えるのではないでしょうか。

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