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ポート・タルボット製鉄所閉鎖の影響を受けた労働者が起業のために最高1万ポンド(約200万円)を得る事に。ウェールズ州長官、タタ鉄鋼労働者2,800人と地元経済を支援する8,000万ポンド(160億円)の資金提供を発表へ

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英国の南ウェールズにある大規模な製鉄所で、タタ・スチール・ヨーロッパ社が所有・運営していたポートタルボット製鉄所は、かつてはイギリス最大の製鉄所として、地域の経済を支える重要な役割を果たしてきました。しかし新興国との価格競争に対応できず、結果閉鎖してしまいました。

沢山の労働者が職を失ってしまったが、ポート・タルボットの製鉄所閉鎖の影響を受けた労働者とその家族は、起業するために最高1万ポンドまでの助成金を受ける権利があると、ウェールズ事務次官が発表した。

労働党が毎年恒例のウェールズ会議をランドゥドノで開催する中、タタ製鉄所の労働者2,800人と地元企業を支援するために政府が8,000万ポンドを資金援助すると発表する。

前政権下で軽視されていたウェールズが再び内閣のテーブルで強力な発言力を持つようになったと会議で話す予定だ。

7月にウェールズで労働党が32議席中27議席を獲得し、ウェールズに残る保守党議員はゼロとなったため、キア・スターマー首相も首相として初のウェールズ会議で演説する。

ウェールズにおける労働党の新たな優勢にもかかわらず、党は改革派がウェールズも標的にしていることを懸念している。ドナルド・トランプがアメリカで勝利した後、ナイジェル・ファラージがウェールズを訪れ、世論調査では同党がセネディット選挙で健闘する可能性を示唆している。

スターマー首相は演説の中で、変化とは国家の刷新に他ならず国家の骨の髄まで感じられるものでなければならないと主張する。

「変化とは、正しい方向に向かっているグラフの線が数本増えることではない」と彼は言うだろう。変化とは、労働党の優れた政策が1つや2つ実現されることではなく、より広範な解決策が手つかずのままであることだ。変化とは、国家の刷新に他ならない。

会議では、スターマー首相が、来年、レクサムとフリントシャーに1億6,000万ポンドの投資ゾーンを建設することも確認する。

スティーブンス氏は会議でのスピーチで、「産業と経済成長」にまつわる美辞麗句が、時として日常生活からかけ離れたものに聞こえることがあることを認めつつも、ウェールズ経済の未来は、若者のための機会とともに、あらゆるコミュニティにおける雇用と投資の拡大にあると主張する。

ポート・タルボット製鉄所労働者の基金は、すでに始動しているが地域経済での役割を増やそうとしている企業を支援するための事業成長基金と併設される。企業は個々のニーズに応じて、25,000ポンドから250,000ポンドを受け取ることができる。

南ウェールズの鉄鋼の町は、壊滅的な雇用喪失に見舞われており、閉鎖の結果、地域経済が危機に瀕している。7月の第5高炉の閉鎖により、少なくとも2,000人の雇用が削減され、製鉄所に依存している地域社会ではさらに数千人の雇用が失われた。

労働党関係者は、この新たな資金配分が労働者と企業にセーフティネットを即座に張り巡らせることになると考えており、浮体式洋上風力発電を実現するための基礎固めも行っていることから、労働党の成長とクリーンエネルギーのミッションがまだ実行中であることを実質的に証明している。

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