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ロンドンの私立大学で、講義をビデオを見せて終わらせていた事例があったことを調査報告。

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授業料年額9,250ポンド(190万円)のリージェント・カレッジ・ロンドンのビジネス専攻の学生が、大学側に一連の苦情を申し立てた。

授業料年額9,250ポンド(190万円)の私立高等教育カレッジの学生は、スタッフが箇条書きを読み上げたり、ビデオを見せただけの授業があり、ある講師は公共交通機関に乗っている状態でオンライン授業を行っていたことが調査でわかった。

リージェント・カレッジ・ロンドンに通う学生たちは、英国の高等教育規制当局の調査に対し、予定していた教員が頻繁に変わったり、評価の低い講師はオンライン授業を30分近く遅れて到着して開催した。ほかにも明らかに旅行中か公共の場所にいた代理の講師もいたと語った。

学生局(OFS)の報告によると、学生から異議を申し立てられた際、代理講師は授業セッションから立ち去ったようで、学生はそれ以来彼らから何も聞いていないという。2023年の2年次モジュールでは、講師はパワーポイントのスライドのみ使用し箇条書きを読み上げたり、教室でビデオを流したりするだけで、取り上げられたアイデアや概念について説明する様子はなかった。ビデオは授業時間のほとんどを占めていた。

45分間行われたある授業では、約35分間ビデオが流され、残りのほとんどの時間は講師がスライドを読んでいた。

ビジネス・マネジメント・コースに関するOFSの調査では、壊れた椅子、不十分なサポート、不十分な教材など、学生からの不満の数々が見つかった。

リージェント・カレッジ・ロンドンのコースは、「最新のものでないことが多く、一貫して効果的に提供されておらず、教育的な課題や一貫性に欠けることが多く、関連するスキルを教えていないことが多い」と結論づけている。

リージェント・カレッジ・ロンドンは私立カレッジで、RTCエデュケーション・リミテッドの商号である。諮問委員会には、7月までOFSの委員長を務めていた保守党の下院議員、ジェームズ・ウォートンも特別顧問として名を連ねている。

リージェント・カレッジ・ロンドンおよびRTCエデュケーションは、ガーディアン紙からのコメント要請に応じなかった。RTCエデュケーションのディレクターであるセルバ・パンカジ氏は、タイムズ・ハイヤー・エデュケーションに対し、カレッジは懸念事項の多くが解決されたと確信していると次のように語った。

「OFSの訪問時にはすでに改善を進めており、OFSから受け取った報告書案を受けて、追加の行動計画とモニタリング計画を実施しました。OFSの訪問以来、私たちは生徒とパートナーの両方のニーズをよりよく満たすために、生徒とスタッフの比率を改善しました。今年の全国学生調査で、当校の学生の93%が授業の質に満足しているという結果が出たことを嬉しく思っています」。

OFSのジーン・アーノルド質担当副局長は、報告書はいくつかの分野にわたって「重大な懸念」を提起していると述べた。

「規制上の決定を下す前に、OFSは評価チームの調査結果を精査し、規制措置が適切かどうかの検討も含め、調査の次のステップを検討する」とアーノルドは述べた。

調査団によると、85%以上の学生が合格すればボーナスが支払われる職員もおり、15週間のモジュールのうち最大5週間が復習や試験準備に充てられていたという。合格率100%のコースもいくつかあり、ある講師は学生に「全員を合格させようと努力している」と話していたという。

2022年に開講されたBScのビジネス・モジュールでは、復習、重複した授業、繰り返される教材により、コースの3分の1以下しか新しい内容の勉強に費やされていなかった。

また、授業の開始が遅く、終了が早いことも報告されており、ある講師は13人の学生の出席記録に30分も費やしていた。欠席の報告方法を職員に尋ねたある学生は、ネットで検索するように言われた。

日本にも似たような大学はありますが、学生の皆さんが気軽にと言わせるような第三者機関が必要だと考えています。

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