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英国の鉄道は、来年に運賃が値上げされる見通し。

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来年、イングランドの鉄道料金は4.6%値上げされ、ほとんどのレイルカードは5ポンド値上げされると政府は発表した。
この値上げは、水曜日の下院での予算演説では首相によって言及されなかったが、財務省の予算文書で言及された。

この変更は2025年3月2日に施行される。

予算案では他に、財務大臣が財政再建のために400億ポンド相当の増税を打ち出し、学校とNHS(国民健康保険サービス)に数十億ポンドの追加支出を約束した。

イングランド、ウェールズ、スコットランドでは、鉄道運賃の約45%が政府によって規制されている。

規制運賃には、通勤路線をカバーする定期券、長距離旅行の一部のオフピーク往復券、主要都市とその周辺を移動するためのフレキシブルチケットが含まれる。

非規制運賃は鉄道会社が自由に価格を設定できるが、通常、同程度の値上げとなる。

財務省によると、2025年の鉄道運賃の4.6%の値上げは、7月の小売物価指数(RPI)のインフレ率を1ポイント上回るものだという。

政府はこの様に発表しました。「物価上昇率に対してこの3年間で最も低い上昇率だ。また、様々なグループに割引を提供するレイルカードの5ポンドの値上げは、業界の見直しの対象となると付け加えた。一般的には、年間30ポンドである。」

また障害者用レールカードの所有者は影響を受けない、と政府は述べた。政府は、レールカードは年間平均「最大158ポンド」の節約になると付け加えた。

しかし、Campaign for Better Transportは、インフレ率を上回る鉄道運賃の値上げとレイルカードの値上げは、公共交通機関を利用する人々、特に低所得者にとっては「歯がゆい」ことだと述べた。

同団体は言う。「燃料税の凍結と同時にこのようなことをするのは、まったく間違ったメッセージだ。大気汚染、渋滞、気候変動に取り組むためには、公共交通を魅力的で手頃な選択肢にする必要がある。」

一方、民間の鉄道会社を代表する団体であるレイル・パートナーズは、政府の焦点は乗客数を増やすことであり、現在の乗客に高い料金を払わせることではないと主張した。

アンディ・バグナル最高経営責任者(CEO)は次のように述べた。「政府は、より多くの人々が将来的に鉄道を利用することを促進し、鉄道セクターの長期的な財政的持続可能性を確保し、国全体にとって鉄道がもたらすより広範な経済的・環境的利益を享受できるような運賃を設定すべきである。

「旅客数の増加に焦点を当てるべきであり、現在の旅客に負担増を強いるようなことがあってはならない」。

水曜日の予算案で発表されたその他の措置には、キャピタルゲイン税の基本税率の引き上げ、企業が支払うべき国民保険料の割合の引き上げ、バス1回分の運賃の上限額の2ポンドから3ポンドへの引き上げなどが含まれる。

リーブズ氏はまた、最低賃金を引き上げ、燃料税の5ポンド引き下げをもう1年維持し、ロンドンのユーストン駅に乗り入れるHS2の延伸を含む鉄道インフラへの融資をいくつか約束した。
保守党のリシ・スナック党首は、「わが国の歴史上、この労働党政権下ほど税金が高くなったことはない」と述べた。

彼はまた、財務大臣が財政に220億ポンドの 「黒い穴 」を残したと政権与党を非難した後、労働党が困難な状況を引き継いだというのは 「ナンセンス 」だと述べた。

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