100歳以上の人口が0.5%減少したのは、第一次世界大戦後のベビーブームが原因であろうとONSが発表。
英国政府のデータによると、イングランドとウェールズ(スコットランドと北アイルランドは含まれていない)で100歳を超えて生きる人の数がピークに達した可能性がある。
国家統計局(ONS)による人口分析「超高齢者の推計」によると、2023年にイングランドとウェールズに住む100歳以上の高齢者は14,850人である。このうち105歳以上は560人と推定される。
これは2002年の100歳以上高齢者の2倍以上であるが、14,920人であった2022年と比べると0.5%の減少である。
2021年まで、第一次世界大戦後のベビーブームにより、イングランドとウェールズにおける100歳以上高齢者の数は毎年大幅に増加している。2018年には10,930人であったが、2021年には14,370人であった。
「第一次世界大戦後の大規模な出生した世代は、2023年には平均103歳となり、100歳以上の高齢者の9.7%を占める。「この世代が高齢化し、規模が縮小するにつれて、100歳以上の人口規模への影響は減少し続ける」また、2023年のデータでは、最高齢の男女比は引き続き縮小しており、イングランドとウェールズでは、100歳以上の男性1人に対して女性は4.5人であったのに対し、2022年には4.6人であった。
データによると、ウェールズはイングランドより100歳以上が若干多く、人口10万人あたり26人である。
イングランドとウェールズに住む90歳以上の非年齢者は551,758人であった。これは2019年の600,000人以上から減少しているが、2022年から0.2%の微増である。2021年は2.1%の増加だった。
1940年代まで、百寿者は稀な存在だった。1940年代までは、100歳以上の高齢者は稀な存在であったが、食生活、生活習慣、医療が改善され、死亡率(特に80歳以降の死亡率)が低下したため、1950年代から100歳以上の高齢数が急増した。
第一次世界大戦後の兵士の帰還により、1919年後半に出生数が急増し、2020年以降の100歳以上の高齢者の急増につながった。
英国のベビーブーム世代は第一次世界大戦後のであり、ベビーブームで生まれた子供は、第二次世界大戦時に20歳代であることを考慮すると、男性は多く命を失っていることになる。それに近年の医療の発達による長寿命も少しタイムログがあるように考えています。
日本では第二次世界大戦以降にベビーブームが起き統計上現在70歳~80歳をベビーブーマー世代と呼んでいる。よって英国の事例は当てはまらないと考えます。
現在日本では日本での100歳以上の高齢者は9万5千人であり、今後も増加する傾向である。また手厚い医療保険制度により20年後には急増するのは確実である。これはどうゆうことを意味するのか議論する必要があるが、政治家は高齢者を敵に回したくないので今後も後回しになりそうだ。
コメント