海中道路は全長約4.75kmの県道で通行無料の生活道路です。名前から想像する様な、海中トンネルや海上大橋で無く、ごく浅い海域に土手を築いて作られた道路を短い橋でつないでいます。海面とほぼ平行に走行できる部分が多いので、海の中を走り抜けるような感覚が味わえる海上の道路です。
この道路は開放感あふれる大空の下、海を楽しみながら爽快なドライブが楽しめるので、地元の生活道路だけでなく、沖縄で人気のドライビングスポットであります。
海中道路を利用して平安座島、浜比嘉島、宮城島、伊計島と4つの島に行けるので、一日中観光できる拠点ともいえるでしょう。
建設目的は、平安座島にある石油備蓄基地の本島アクセスの為、1972年(昭和47年)に開通した道路ですので、歴史は古いです。最近はSNSの発達で日本人観光客のみならず、海外からもドライブを楽しむためにレンタカーが沢山走行しています。
道路両サイドには綺麗な海が広がり、晴れた日は気持ちのいいドライブが堪能できます。また、オンシーズンは道路脇のビーチで海水浴が楽しめますので、沢山の観光客が訪れます。但し干潮時は干潟だらけとなるので、満潮時間を調べていく必要がありますけどね!
海中道路の全景及び走行風景、道の駅をyoutubeにアップロードしましたので、お時間ありましたらご視聴お願いいたします。
場所・アクセス
住所:〒904-2427 沖縄県うるま市与那城屋平 海中道路
アクセス
レンタカー:那覇空港からレンタカーで有料道路を利用し約40km、約1時間ほどのドライブで
本島中部与勝半島の海中道路入り口に到着します。
公共交通機関:うるま市が運営している伊計屋慶名線がJAおきなわ与那城支店(屋慶名農協)前
始発で1駅乗車の「海中道路」道の駅、あやはし館前下車、約5分で到着です。
ドライビング
爽快なエメラルドブルーの海を渡る「海中道路」
大きな空に向かって海の上の道を走る。
両側にコバルトブルーの海を見ながら走る海中道路は、まさに絶景ロード!
爽快感に包まれて一気に道の中央まで走ったら、ロードパークでひと休み。
車を降りて海中道路の景色を存分に楽しみましょう。
どライブしながら綺麗な海が見たい!そんな方にうってつけのドライブコースが海中道路です。
道路左右に広がるエメラルドブルーの海。その美しさに、思わず車を止めて魅入ってしまう旅人も少なくありません。
観光の評価は天気に左右されがちですがすので、天気が悪いと残念な結果になってしまいます。筆者が訪問した日も、抜けるような青空でなくて、道路走行時はちょっと雨が落ちそうな曇り空になってしまいました。でもそれでも行く価値があるドライビングスポットだと思います。
うるま市WEBページ記載の海中道路の歴史とPRポイントを下記に転記しました。
現在では綺麗な海を見渡せるため観光客や地元の方々が集まる人気スポットとして名を馳せていますが、橋がかかるまでに長い道 のりがありました。
海中道路が建設されるまで4kmはなれた平安座島と本島をつなぐ交通手段は、その不便さに、島の人々は、干潮時に浅瀬を歩いて渡る潮川渡い(スーカーワタイ)か満潮時に利用する渡舟 しか手段がありませんでした。
島を渡る移動の不便さは計り知れず、石を一つひとつ積み上げて橋を作ろうとしたと語り継がれる先人の話から、島の人々が本島と繋がることを夢見ていた切なる思いが伺えます。
いくつもの困難を乗り越え、未来への架け橋となる美しい橋「海中道路」は完成しました。
週末は海を見ながらBBQを楽しむ家族連れや、マリンスポーツを満喫する人で賑わっています。
また、左側の海は晴れていて右側の海が土砂降りという「片降い(かたぶい:局地的豪雨な意味)」という現象もよく見かけます。
橋の中ほどにある「海の駅あやはし館」は、地域の特産品「勝連もずく」「伊計島の黄金芋」や、ビーグと呼ばれる「い草」を使ったその場所でしか買えない土産品が並び、海の幸を味わうことも出来ます。
レストランでは一面の海を見渡しながらビュッフェスタイルの食事を楽しむこともできます。
2階の海の文化資料館では、琉球貿易で盛んだった頃のマーラン船の模型が展示されています。
屋上のデッキから見渡す金武湾(きんわん)の景色は透明度の高く、まるで琉球時代の貿易が盛んだったころの海を眺めているようで浪漫を感じます。
海中道路建設の歴史を思い、橋を渡ると青の世界がよりいっそう輝いて見えます。是非一度ご覧下さい。
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