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2020年6月以降発券(2020年6月1日~2020年7月31日)の燃油サーチャージを予想します。燃料サーチャージ廃止と計算。

燃料サーチャージ

本日2020年4月1日より発券の燃料サーチャージは先月と同じゾーンCが適用となっております。ここ半年くらいは落ち着いた値動きとなっており、ゾーンCが継続しております。

しかし1月中旬より世界を震撼させている新型コロナウィルスの拡大は、世界経済に影響を及ぼし、連日日経平均株価(Nikkei225)及びニューヨークダウ平均株価(DJI30)価格は続落しており、2月中旬つけた最高値を35%以上下落して現在不安定な状況となっています。

またそんな中、3月6日に開催されたOPECプラス会合にて産油国が協調減産の拡大で合意できなかったことを発端に、原油価格が急落しました。1月初旬には60USDあったWTI原油先物価格は、3月6日には50%以下の28USDまで値下がりしていました。その後も下げ続け、一時は20USDになった時もありましたが、3月末は22USD前後で推移しています。

それはサウジアラビア及びロシアは、コスト高で50USD以下では採算が取れないアメリカのシェールオイルや北海油田、南米の油田潰しに本格的に乗り出しており、この原油価格安値は当分続くと予想されています。

そういったニュースもあり、燃料サーチャージの価格を決定する、シンガポールケロシンも3月に入り大幅に下落して燃料サーチャージ価格動向に大きく影響しています。

そんなわけで今後気になる、2020年6月以降発券の燃料サーチャージ価格動向について推測していきたいと思います。

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燃油サーチャージとは

原油価格の変動による航空機燃料代が、航空会社の企業努力で吸収しきれない事を理由に燃料代の一部を、乗客が負担する追加運賃のことです。1997年に IATA(国際航空運送協会)が、燃油サーチャージ制度を決議してから、燃油代の一部を乗客が負担するようになっています。燃油サーチャージは改定時点における、直近2ケ月のシンガポールケロシン市場価格の平均価格と同期間の為替レートの平均を掛け合わせた価格が1バレル6,000円を下回った場合、徴収されないことになっています。主要航空会社では、概ね金額改定が年6回、2ヵ月ごとに改定されている状況です。

算出期間と発券期間は以下の通りとなります。

発券日 適用額発表時期 平均値算出対象期間
4月~5月 2月中旬~下旬頃 12月~1月の2ヶ月平均値
6月~7月 4月中旬~下旬頃 2月~3月の2ヶ月平均値
8月~9月 6月中旬~下旬頃 4月~5月の2ヶ月平均値
10月~11月 8月中旬~下旬頃 6月~7月の2ヶ月平均値
12月~1月 10月中旬~下旬頃 8月~9月の2ヶ月平均値
2月~3月 12月中旬~下旬頃 10月~11月の2ヶ月平均値

燃油サーチャージの金額はシンガポールケロシン市場価格をもとに算出されます。同じ行き先でも航空会社や発着日によって金額が異なります。また、燃油サーチャージを徴収しない航空会社もあります。

気になるシンガポールケロシンの価格ですがおおむね原油価格の$20増しが相場です。筆者が参考にさせていただいている北辰物産株式会社は2月より更新を停止していますので、現在は最新の価格を確認知ることが出来ません。

筆者が現在参考にしている海外の証券会社をリンクしておきますので参考にしてください。但し海外(USA)での購入価格なので、日本価格とは差異があります。

2020年4~5月発券分燃油サーチャージ値上げ幅

下記表右欄が国内航空会社であるANA及びJALの2020年4月~2020年5月発券行先別国際線航空券燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)です。参考の為に昨年一番高かった2019年8月~9月発券分を表左に記載いしました。片道分なので往復で×2の金額が航空券に加算となります。2019年8~9月発券分はゾーンDでしたが2019年10~2020年5月まではゾーンCで安定しております。

海外航空会社も燃油サーチャージを設定している会社は同じような金額です。
燃油サーチャージを設定していない航空会社はシンガポール航空とカタール航空でした。
燃油サーチャージを安く設定している会社はエミレーツ航空とエティハド航空でした。
但し、燃油サーチャージが無かったり、安かったりしても航空券価格が安いとは限りませんのでグーグルフライトスカイスキャナーで検索してみる必要がありますね!

路線 2019年8月1日~9月30日発券分
(片道)
2020年4月1日~5月31日発券分
(片道)
日本=韓国 1,000 500
日本=東アジア(韓国を除く) 3,500 2,500
日本=ベトナム・グアム・サイパン・フィリピン 4,000 3,000
日本=タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア 6,500 4,500
日本=ハワイ・インド・インドネシア 8,500 6,000
日本=欧州・北米(ハワイ除く)・中東・オセアニア 14,000 10,500

LCCは各航空会社によって燃油サーチャージの設定が異なります。設定している会社もあればしていない会社もあります。金額もまちまちです。

2020年6~7月発券分燃油サーチャージ傾向について

前記の通り燃油サーチャージは改定時点における、直近2ケ月のシンガポールケロシン市場価格の平均価格と同期間の為替レートの平均で決定します。

2020年2月~3月のシンガポールケロシン先物価格は新型コロナウィルスの影響で大幅に価格の下落が起っており、毎日の終値からの2020年2月~3月のシンガポールケロシン先物価格は平均約$55と計算しました。

これに同時期の平均為替レート約\108.85をかけると\5,986-程度と6000円を切る計算値となっています。よって2020年6~7月発券分燃油サーチャージは、燃料サーチャージ廃止と計算しました。これはアメリカでの先物取引価格を日本円に換算した計算値なので、もしかしたらゾーンAもあるかもしれません。航空会社の計算方法は購入先のシンガポールケロシン先物価格を公表していないため、筆者が調べたシンガポールケロシン価格とは誤差が生じている可能性がありますから、燃料サーチャージ廃止は確定事項ではありません。

燃油サーチャージ適用条件表

  ゾーン A ゾーン B ゾーン C ゾーン D ゾーン E
  6,000円以上 7,000円以上 8,000円以上 9,000円以上 10,000円以上
  7,000円未満 8,000円未満 9,000円未満 10,000円未満 11,000円未満
日本-韓国・極東ロシア 200円 300円 500円 1,000円 1,500円
日本-東アジア(除く韓国) 500円 1,500円 2,500円 3,500円 4,500円
日本-グアム・フィリピン・パラオ・ベトナム・ロシア 1,000円 2,000円 3,000円 4,000円 5,000円
日本-タイ・シンガポール・マレーシア・ロシア 1,500円 3,000円 4,500円 6,500円 8,500円
日本-インドネシア・インド・スリランカ・ハワイ 2,000円 4,000円 6,000円 8,500円 11,000円
日本-北米(ハワイ除く)・欧州・中東・オセアニア 3,500円 7,000円 10,500円 14,000円 17,500円

上記燃油サーチャージ適用条件表のとおり5月31日までの発券はゾーンC、6月1日~7月31日までの発券は燃料サーチャージ廃止が適用されるのではないかとみています。

しかし、この新型コロナウィルスの影響で、海外旅行なんてもってのほかの状況になっており、今日4月の時点では海外旅行できる状況ではありません。6月になっても状況が良くなっている保証はありませんので、旅行の計画を考えられる状況では無いことは確かです。特に世界各国の航空会社はもとより、LCC等の経営状況が厳しく、倒産している会社も出てきています。フラッグシップ航空会社も減便に次ぐ減便でなんとか耐え凌ぎ、例年のキャンペーンも打てない状態です。

このブログを記述していても、燃料サーチャージがどうのこうのと言っている場合ではない状況に非常に心を痛めており、何とか早く収束する様に願うばかりです。その為には政府が発表する勧告に素直に従い、ウィルスを拡散しないように心がけたいと考えています。

どうか早く収束し、海外旅行に行けるようになるのを願うばかりです。その時にはたまっていたうっぷんを晴らすかのように一杯海外旅行の計画を立ててみたいと考えています。

次回は8月1日~9月30日発券分の燃料サーチャージについて報告してみたいと思います。

ではでは、旅行計画の参考になれば幸いです。   つづく( ノД`)シクシク…

 

2020.4.18追記

昨日ANAより発表された燃料サーチャージは基準となる2020年2月~3月のシンガポールケロシン市況価格の2か月平均が1バレルあたり50.62ドル、為替レートが1ドル=108.53円、円貨換算額は5494円となり予想通り、廃止となりました。

燃油特別付加運賃 / 航空保険特別料金について | ご予約/旅の計画 | 航空券予約・空席照会 | ANA
【ANA公式サイト】燃油特別付加運賃 / 航空保険特別料金について。旅の計画・準備はANAのホームページで。航空券の予約・購入はこちらから。

4月に入ってからの、シンガポールケロシン先物平均価格は30USDを割った価格で推移しています。本来なら原油価格+15~20USDで取引されるのですが、世界中で航空機の減便が続き、国際線では90%減、国内線(日本)は50%減の状況では航空燃料消費が落ち込み、価格の下落につながっています。よって8月1日~9月30日発券分の燃料サーチャージは引き続き燃料サーチャージの徴収は無いと断言できます。

しかし、そんなことより早く新型コロナウィルスの状況が良くなって、世の中が平常運転することを願うばかりです。

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