マイナンバーカードが開始されてから6年以上たち、最近はマイナンバーカードを発行することでポイントが貰えたりするので、カード発行者が増えましたね。最近は健康保険証として利用出来たりしますが、まだまだ利用できるサービスが少なくてマイナンバーカードを持っているだけで使用したことが無い!と言う方が多いのではないでしょうか。
さて今回筆者は中野区から転出し引越しすることとなり、転居先に提出する住民票や印鑑証明はマイナンバーカードでコンビニにて発行し、区役所に並ぶ必要もなく、発行料金も少し安くてちょっと便利かな感じた次第です。
そして一番便利だと感じたのは、転出届の電子申請(オンライン手続き)が出来ることでした。これは東京共同電子申請・届出サービスと言う東京都の行政団体が管理しているウェブサイトで各種行政サービスの申請が行えるオンラインサービスです。
今回はIDの登録から転出届まで一連の流れを実体験しましたので報告いたします。
ID取得
東京共同電子申請・届出サービスでの申請利用はまず最初に、IDの登録が必要になります。
下記TOPページより赤枠の「申請・手続情報」クリックして、プルダウンメニュー内青枠の「申請者情報登録」をクリック。
新しいウィンドウでページが開き、ページをスクロールして赤枠の「利用規約に同意する(個人)」をクリックします。
「申請者情報仮登録(個人でご利用の方)」ページが開いたら”必須“と記載された箇所を全角・半角文字に注意して記入しましょう。
「登録先自治体」は必要箇所にチェックしますが、全選択でも問題無いと考えています。記入が終われば赤枠の「登録内容確認」をクリックして終了です。
すると下記内容のメールが着信しますので、メールに記載されているURLをクリックします。
クリックすると登録完了となり、ログイン可能ですのでトップページに戻りましょう。
転出届の申請
トップページからは転出届を申請する自治体をクリックします。
但し、全ての区や市町村が当サービスに対応しているわけではないでの中野区のページの様に「住所・世帯の異動届け」が表示されない場合当該サービスは利用できません。
「住所・世帯の異動届け」をクリックすると下記ページが表示されますので、「《中野区》マイナンバーカードをお持ちの方の転出届」の文字をクリックします。
続いて赤枠の「電子申請」をクリックします。
するとログイン画面が開きますので、登録したユーザーIDとパスワードを入力して「ログイン」をクリック。
新しく開いたページに必要箇所を入力します。ここでの注意点は、”1 届出される方はどなたですか(申請者)”に記載した方も”4 転出される方はどなたですか”の欄にも記載する必要があります。
1で記載したらかといって、4に記載しなかったら転出届は受理されません。
全て記載したら「次へ」をクリックして確認ページに移行します。
確認ページでは記載されている名前と生年月日に間違いが無かったらページ下部の「送信して署名」をクリックします。
すると”param.s1vj”ファイルがダウンロードされます。
署名
以前より公的個人認証サービスを利用していて、JPKI利用者ソフトがパソコンにインストールされている方はダウンロードしたファイル”param.s1vj”をクリックします。
すると自動的にJPKI利用者ソフトが起動し、署名(パスワード)の入力を求めてきますので、署名用電子証明のパスワード(4桁数字で無い方)を入力します。
すると署名完了メッセージが表示されて申請完了です。
公的個人認証サービスを利用したことが無い方は、最初に公的個人認証サービスのウェブサイトにアクセスしてJPKI利用者ソフトのインストールを行いましょう。また、マイナンバーカードが読み込めるカードリーダを用意してパソコンに接続しましょう。カードリーダが用意できない場合、この方法は無理です。フェリカ対応のスマホから申請も可能なので、そちらからお願いいたします。
申請状況照会
申請が完了すると下記ポップアップ画面が開きますし、合わせメールも着信します。
では、到達を確認してみましょう。
メール内にあるURLをクリックして新しいページが開いたら、「申請状況照会」をクリックしましょう。するとログイン画面が表示されるので、IDとパスワード入力すると下記画面が表示されます。(取扱状況欄には”手続き完了”と表示されていますが、申請直後は”到達”と表示されます。)
今回の筆者の場合、4時間後に手続終了のメール着信がありました。同じように「申請状況照会」から上記画面で手続き完了を確認し「詳細」ボタンをクリックすると、下記の様に状況が確認できます。これで転出申請は完了しましたので、後はマイナンバーカードをもって転入先の自治体事務所に行けばよいだけとなります。
今回は書類記載に不備もなく、すんなり完了しましたが、記入内容に誤記等があった場合連絡があるかもしれません。
今回は筆者が世帯主で、家族全員の転出届を申請しましたが、申請手続きは世帯主のマイナンバーカードでなくても転出する世帯の内誰か一人が保持していれば可能です。カード保持者が申請者となります。
以上で転出手続きの実体験報告は終了です。筆者は住民基本台帳カード(住基カード)時代からかれこれ18年くらい利用しており、当時はe-taxでしか利用場所は無かったのですが、今では電子申請の種類も増えて、役所に行く機会が減少しています。やはり自宅で申請出来て、行列に並ばなくて良いのが最大のメリットかと思います。今後免許証等にも展開されるみたいなので、もっと便利に使っていけたらいいな~と考えています。
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