2024年9月27日 英国最新ニュース
この夏英国では政権交代が行われ労働党が政権運営を行うこととなった。アンジェラ・レイナー(Angela Rayner)は、イギリスの政治家で労働党所属の庶民院議員が副首相となった。彼女はアボッツ・ラングレーに巨大データセンターを新設する計画を再燃させる可能性があると報道があり、地元住民はそれを許さないかまえである。
ハートフォードシャーのアボッツ・ラングレー村の晴れた土曜日の午後、2頭の馬が、可愛らしい藁葺き屋根の家が建ち並ぶ斜面の野原で眠たそうに草を食んでいる。
イギリスの高速道路を取り囲むグリーンベルトの田園地帯の多くと同様、この畑も見た目は壮観ではないが、明らかに大気汚染や騒音公害から住民を守り、野生動物に安全な避難場所を提供している。
チョウゲンボウが草の上を青空で飛び回り、その後、私の携帯電話の鳥のさえずり識別アプリがカワセミの甲高い鳴き声を拾った。この鳥はヨーロッパ全域で生息地が減少しているため、スケジュール1種に指定され、その営巣地は野生生物および田園法の下で妨害から保護されている。
「ここは政府が巨大なハイパースケールのデータセンターを建設しようとしている場所です」と、草原の真向かいにある12戸の小さなテラスハウスが立ち並ぶノットリー・コートに妻と幼い子供たちと住む物流マネージャーのジョン・ファングは言う。
ロンドン近郊でM1とM25に挟まれた絶好の交通の要所であるこの場所は、ロンドンに近く地盤も安定している。よってDXを推進する政府はUSAのGAFAに負けずと自国のクラウドを守るために、政府の支援をもって広大なデータセンタを必要としている。
今後もデータセンターは増え続けると考えているが、住民の思いはロンドンに近郊でなくても広い土地は沢山あるだろうと。なぜこの土地を選んだのか、安住の地として選んだこの場所から離れたくない思い出この構想には断固反対をしている。
今後どの国でもこのようなことが起こるでしょう。日本でも半導体工場建設がすすめられ、官民一体で適切な建設地を選んでおり、今のところ住民は歓迎ムードである。ただし英国でこのような反対があるのを議論し、慎重に進めてほしいと思う。
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