2007年にウェルチャイルドのスポンサーとなった40歳のハリー王子は、メーガン夫人や子どもたちのアーチー王子(5歳)とリリベット王女(3歳)抜きでイベントに出席した。
ハリー王子(サセックス公爵)は、ロンドンのロイヤル・ランカスター・ホテルで開催されたイベントの前に、受賞者やその家族と過ごした。脳性麻痺、慢性肺疾患、短腸症候群を患うグリムスビー出身のノア・ニコルソン君(7歳)に会った。サセックス公爵が、深刻な健康状態にある若者とその家族の功績を称えるため、英国では珍しく公の場に姿を見せた。
授賞式のスピーチでハリー王子は、受賞者たちを「小さな伝説」だと語った。「あなたらしく、周りの人たちを元気づけてくれてありがとう」と付け加えた。
「親として、私は子育ての感情的なジェットコースターについて少し知っています。しかし、あなた方多くの母親、父親、そして家族が提供するケア、24時間体制で提供するケアのレベル、習得しなければならなかったスキル、そして毎日戦っている支援のための戦いについて聞くと、私は本当に畏敬の念を抱きます」。
授賞式に先立ち、王子は7歳のノア・ニコルソン君との賑やかな交流を含め、受賞者やその家族とも面会した。
複雑な持病を持つノアは、王子が笑いながら話しかけると、おもちゃを何度も床に投げつけた。ノアの母親が謝ると、王子は「謝らないで。大好きだから」。
10歳のスカーレット・クリップもまたハリー王子に会い、悲しいことがあったときに絞るクリスタルのハートのセットをプレゼントした。
青は公爵の息子アーチーのために、緑は娘のリリベットのために、そして紫は妻のメーガン妃のために。王子は彼女に、旅先で妻や子供たちのことを思い出すために後で使うつもりだと話した。
ハリー王子は15年以上ウェルチャイルドの後援者である。
最高経営責任者のマット・ジェームズは、王子のチャリティへの関わりは重要だと語った。
「それは、感動的な受賞者たちに忘れられない一夜、彼らの心にずっと残る一夜をプレゼントできることです。
「また、彼らのストーリーを伝える場を提供することで、その困難が認識されず、誤解されがちな家族のグループにとって本当に重要なことなのです。
「ウェルチャイルド賞は、私を鼓舞してやまないイベントです。「不運と闘い、医療処置や入院、終わりのない予約でいっぱいの生活を送る若者たちの物語は、人間の精神の強さを私たちに思い起こさせてくれます」。
チャールズ国王の次男であるハリーは、王室の公務から退いているにもかかわらず、メディアからスポットライトを浴びないことはめったにないが、サセックス公爵が40歳の誕生日を迎え、公の場に次々と姿を現し始めた今月は、ハリーへの注目度が特に高まっている。
彼は先週ニューヨークで、各国政府に若者とより密接に協力するよう呼びかけ、子供たちが直面するネット上の危険について警告し、子供たちを守るためにもっと努力しないソーシャルメディア企業のリーダーたちを批判した。
また、NBCを代表する深夜トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー』にも出演し、司会のジミー・ファロンと一緒に「お化け迷路」のアトラクションを歩きながら、怒鳴ったり悪態をついたりする姿が映し出された。
アメリカに移住して以来、ハリー王子はチャリティイベントのために数回しかイギリスに戻っていない。
最後に英国を訪れたのは8月で、夏の初めに亡くなった叔父のロバート・フェローズ卿の追悼式に出席するためだった。
英国に戻るたびに、ハリー王子とロイヤルファミリーとの関係についてさまざまな憶測が飛び交う。ハリー王子は昨日英国に到着したと見られているが、英国滞在中に父や兄に会うかどうかはわかっていない。
国王が最後に英国を訪れたのは、インビクタス・ゲームズ10周年を祝うイベントのためだった。ガンの治療を受けている国王は多忙のため、そのときは会うことができなかった。
ハリーはまた、メーガン妃と2人の子どもたち(アーチー王子(5歳)とリリベット王女(3歳))の安全が心配だとして、母国にいる間の自身と家族に提供された警備をめぐり、英国政府を相手取った法的措置にもまだ関与している。
国王は現在スコットランドのバルモラルにおり、プリンス・オブ・ウェールズはウィンザーにいる。
バッキンガム宮殿もケンジントン宮殿も、ハリー王子の英国帰国についてコメントを出していない。
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